北横岳(2.480m)
2008.2.2(土)
簡単に一泊で朝夕の写真が撮れる山行を計画したのが八ヶ岳北横岳、しかし天気予報は日曜日は雪のマーク。(-_-;)
まあ、仕方なく日帰りで行くことにする、その分荷物が軽くて楽だ。
ピラタスロープウェイで山頂に着いたときは−19度で、曇天その上結構強い風が吹いていて体感温度はそれを下回る、寒い!!
縞枯れた樹木には一昨日着いたと思われる樹氷が寒そうに残っていた。
薄日が差している天気だが次第に悪くなってゆく気配がする.
坪庭や縞枯山、茶臼岳をスノーシューで散策するハイカーやスキー客でそこそこ賑っていたが、北横岳へ登る登山者は少ない。
少し不安定なトレースを頼りに高度を稼ぐ。
しばらく樹氷と雪の着いたつずら折りの樹林帯を登るとすぐに北横ヒュッテに到着。
今日はまだ誰も登ってこない様子だった。
小屋番が外で雪かきをしていた、「ご苦労様」と声をかける。
事前に一泊素泊まりの予約を入れておいたが、天気が下り坂のため小屋番にキャンセルの意を伝え了解を得る。
ここから少し勾配が急になるため、この冬初めてのアイゼンを着ける。
少し深めの新雪を登ること15分で南峰に到着、風が強い!
強い風のため、山頂はガリガリのアイスバーンと吹き溜まりの深い雪になっていて歩きにくい。
ここから北峰までは5〜6分の距離。
北峰山頂の道標と石碑、西側には100名山の蓼科山、その後ろには北アルプスの屏風がパノラマになってよく見える。
天気がよければ最高だが今日はモノクロームの世界。
北峰から見た南峰と後ろは南アルプスの峰々。
登山者が2名登って来た。
山頂での昼食を楽しみにしたが強風のため断念、ヒュッテまで戻って、外で持ってきたおにぎりを食べる、うまい!!
小屋のベンチ前には見事な樹氷林になっていた。
しばらく休んで下山開始、まだ時間が早いので三ツ岳まで足を延ばす事にする、先行者がいたのでトレースの後を追うのは楽だ。
急な岩場を登ると「三ツ岳」山頂到着。
先ほど登った北横岳の雄姿が見える、風があまり強くなく暖かく感じる。
少し東に足を延ばしその辺を散策する。
和歌山の橋杭岩を連想させる岩が出現、岩氷が着き迫力がある。
↑今回のお気に入り画像「岩稜と浅間山」
しばらく散策の後下山開始。
快適に歩を進め、無事に坪庭到着。
坪庭から登った三ツ岳を振り返る、なるほど岩だらけの山頂だ、納得。
坪庭ではスキーやスノーシューでハイキングしている人や、写真撮影のカメラマンが数人遊んでいた。
今回は下見ということで、それなりに収穫があったと思うこととする。