赤岳(あかだけ)2.899m

2008.6.15(日)

 

梅雨の中休みが長期にわたり天気が良さそうなので、撮影山行を思い立つ。
5月に上高地小梨平にテン泊したものの本格的な登山は2月の北横岳以来だ。
美濃戸駐車場に着いたのはAm7:00、管理人のおばさんが、私の重装備の機材を見て「つくもぐさですか?」とたずねてきたので、こちらも「今どうですか?」と聞いてみた。一泊を告げると2.000円だというので支払い、支度を整えゆっくりと歩き始める。

美濃戸山荘を横目に見ながら歩を進め、南沢から入り行者小屋を目指す。
今回は小屋泊まりなので荷物は25sくらい、軽く感じる。
何度か沢を渡り登ってゆくと残雪が現れてくる、前日に山頂小屋に問い合わせたら稜線には雪はないというので安心だ。

それでも樹林帯の所々にある残雪の道は歩きにくい。(~_~;)
少しスピードを上げ登ってゆくと開けてきて行者小屋は近いと感じる。

目の前に赤岳とギザギザした横岳が目に入ってきて感動する。
新緑も眩しいくらいに美しい、天気も良いので最高だ!!
ルンルン気分で行者小屋に到着、時間は9:06 約2時間の道のり。

登・下山の客が5〜6名、やはりシーズン前で人は少ない。 
これから始まる急登に備えエネルギーを補給しながら少し休んで、地蔵尾根に進む。
赤岳へは地蔵尾根と文三郎尾根のルートがあるが、今回は地蔵尾根を選んだ(なんとなく・・・) 
しばらく急登にあえぎながら振り返ると、

雲の上に北アルプス槍穂が・・・梅雨とは思えないこちらも天気が良さそうだ。
はしご・クサリをいくつか越えてお地蔵さんのいるコルに飛び出る。
 

ここから富士山と赤岳の背比べを楽しむ。(疲れているせいか画像が斜め(^_^;))
これからは景色を見ながらの楽しい雲上の稜線歩き、あっちを見たりそっちを見たり・・・

足元に咲く清楚で可憐な

お花を愛でたりしながら、2.899mの山頂に到着。

こちらは北峰、どうですかこの爽快な景色!!!

こちらは今夜お世話になる頂上小屋、宿泊受付は一番乗りでした。
今夜の宿泊者は30人くらいだそうで、ゆっくり寝られます。
写真撮影のため食事はいつものように自炊なので小屋の食事は残念ながら食べられません。

夕方までのんびりタイムを過ごしたがやはり午後になるとガスが出てきてご覧の通り旗雲が稜線の東側に湧きあがる。
右下の小屋は例の一酸化炭素中毒事故があった赤岳展望荘です。
この後、夕方の劇的な景色を期待したのですが残念ながらガス・ガス・ガスの視界0mで一日が終わってしまいました。
8時という早い消灯なので、あきらめて晩酌をしっかりしたせいか消灯の時間も知らないうちに寝てしまったようだ。
・・・・・が
早く寝たせいか夜中の11:30頃目が醒めた、窓の外を見るとなんと星が見えているではないか。
カメラと三脚を持って山頂に立ってみると・・・・

諏訪の夜景をバックに霧を纏った阿弥陀岳が・・・・    ↑「今回のお気に入り画像」
寒さも忘れ一時間も写真を撮っていた。
その後布団に戻ったが、すっかり冷え切った体に寒さと興奮で殆んど寝られなかった。
                              

 16日横岳・硫黄岳に続く



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